季節の変わり目になりやすい「ゆらぎ肌」とは?原因と状態、基本のスキンケア
夏の強烈な紫外線ダメージが和らぎ、徐々に涼やかさを感じる秋は、お肌にも心地よい季節のイメージがありますが、「なぜかお肌の調子が良くない…」と悩んでいませんか?
季節の変わり目に乾燥や肌荒れ、テカリなどが起こっているのはもしかすると、この時期特有の「ゆらぎ肌」の可能性があるかもしれません。
今回は季節の変わり目に起こりやすいゆらぎ肌がどのような状態なのか、原因と健やかなスキンコンディションを取り戻すための基本のスキンケアをご紹介。
ゆらぎ肌が気になる際に役立つ、セルフエステサロンでできるスペシャルケアの詳細も合わせて参考にしてくださいね。
ゆらぎ肌とは?状態と原因を解説
季節の変わり目に起こりやすいゆらぎ肌は、年代や性別、比較的肌質が丈夫な人にでもさまざまな要因がきっかけになって起こることがあります。
ここではゆらぎ肌の状態とトラブル肌との違い、主な原因を一緒に見ていきましょう。
ゆらぎ肌の状態とトラブル肌との違い
ゆらぎ肌は、
- 季節の変わり目
- 生理前
- ストレスや疲れが溜まっている際
- 睡眠不足や栄養バランスの乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
などが特に顕著な際に起こる、「一時的なトラブル肌」のことをいいます。
ゆらぎ肌の主な状態には乾燥やざらつき、ごわつきやテカリ、ニキビや吹き出物などの肌荒れがあります。
ゆらぎ肌は一時的ですが、トラブル肌の場合は季節や健康状態に関わらずに常にお肌の不調がある状態という違いがあります。
ただ、ゆらぎ肌を一時的なお肌トラブルだとして楽観視し、放置をしたり適切なスキンケアを行っていないと、長期的なトラブル肌に変わってしまうリスクが高まると考えられています。
ゆらぎ肌の主な原因について
ゆらぎ肌の主な原因には、
- ラメラ構造の乱れ
- ストレスや疲労
- 外的な要因
があります。
お肌の内部には、水分と油分がミルフィーユ状に重なり合った、ラメラ構造というお肌細胞が存在しています。
乾燥やお手入れ不足などが原因でお肌のラメラ構造のバランスが崩れてしまうと、健やかなお肌状態を維持するための水分・油分量が不足または過剰になり、外的な要因を跳ね返すためのバリア機能が低下してゆらぎ肌につながります。
ストレスや疲労は、常に自律神経が緊張状態にあって血管が収縮するため、お肌の健康に必要な栄養が行き渡らなくなり、くすみや肌荒れ、冷えが目立つようになります。
また秋特有の急激な気温差や紫外線量の変化も、お肌がその環境変化に耐えきれずに揺らぎやすくなってしまうと考えられています。
ゆらぎ肌を健やかな美肌に変えていくために|基本のスキンケアを解説
一時的なお肌トラブルとなるゆらぎ肌でも、乾燥やテカリ、肌荒れなどのトラブルは深刻な悩み・コンプレックスに感じてしまうものですよね。
季節の変わり目に起こりやすいゆらぎ肌を、健やかな美肌に変えていくために、ここでは今日から始めておきたい基本のスキンケアについて解説してみたいと思います。
洗顔のやり方を見直してみよう
季節の変わり目のゆらぎ肌が気になると、お肌の汚れをしっかり落とそうとチカラが入ってしまい、刺激を与えるような洗顔をした経験はありませんか?
ゆらぎ肌はこれまでよりもお肌がデリケートになった状態となるため、できるだけ刺激や摩擦を与えない洗顔が解決のポイントになります。
起床時のすっぴんのお肌は、洗顔料を使わずともぬるま湯のみで80%の汚れが除去でき、さらには必要なうるおいを残すことができると言われています。
そのため、洗顔は朝はぬるま湯のみ、夜はW洗顔の不要なクレンジングを活用して、お肌に刺激や摩擦をかけない方法を心がけてみましょう。
ゆらぎ肌の状態に合わせたスキンケアを行う
一言にゆらぎ肌と言っても、
- カサカサタイプ
- ヒリヒリタイプ
- テカリやブツブツが目立つタイプ
といった細かな違いがあります。そのため、まずは自分のゆらぎ肌の状態をチェックして、その状態に合わせたスキンケアを行うようにしましょう。
ゆらぎ肌のカサカサタイプ
油分が不足していることも原因のひとつとなるため、丁寧な保湿と、お肌の油分の材料になるタンパク質食材を補ってお肌の内側からのケアを心がけてみましょう。
ゆらぎ肌のヒリヒリタイプ
低刺激や無添加処方のお肌にやさしい化粧品を使うことがおすすめです。
外的な刺激に敏感になっているため、お肌の炎症を抑えるオメガ3やアマ二オイルといった良質なオイル成分を補うこともおすすめです。
ゆらぎ肌のブツブツやテカリタイプ
低刺激のオイルクレンジングやシュガータイプのスクラブを使い、丁寧な角質ケアを行うことがおすすめです。
テカリやブツブツは皮脂の材料になる糖質や油分の多い食べ物が原因のひとつとなるため、このような食べ物を避け、肌荒れの改善に役立つ繊維質や酵素を含む食べ物を積極的に補うようにしましょう。
化粧水・乳液を使って水分と油分のバランスを整えていく
水分と油分からなるラメラ構造は、化粧水の水分・乳液の油分を毎日のスキンケアで補うことがバランスを整えるポイントになります。
ラメラ構造を整えるために、毎日のスキンケアでは保湿成分が配合された化粧水と乳液を使って、やさしく丁寧なお手入れを心がけるようにしましょう。
お肌の水分・油分のバランスが整うと角質層に栄養が満ち、ターンオーバーの正常化にアプローチできるため、ゆらぎ肌の改善や予防に役立ちます。
ゆらぎ肌のスペシャルケアに|セルフエステサロンでできること
さまざまな不調が一気に出てしまうゆらぎ肌は、今話題のセルフサロンでいくつものスぺシャルケアを行うことができます。
ゆらぎ肌のスペシャルケアに役立つ、セルフエステでできるお手入れ法をまとめてみました。
スチーマー美容機器
スチーマーは、ゆらぎ肌の硬くごわついたお肌をやわらかなスチームがほぐしてスキンケア効果を高めたり、メイクのノリを良くする美容機器のことをいいます。
セルフエステサロンにて導入されているスチーマーによっては、アロマ搭載の美容機器もあり、お肌疲れを癒しながらのゆらぎ肌ケアができますよ。
RF美容機器
ラジオ波のことをいうRF美容機器は、お肌に当てるとほんのりと皮膚が温かみを増し、お肌深部の細胞間にアプローチしてコラーゲンやヒアルロン酸の生成を活性するアプローチができます。
季節の変わり目のゆらぎ肌は、くすみや血色の悪さが目立つこともありますが、RF美容機器を使うとほんのり血色感のある、健やかでつややかな美肌に整っていくでしょう。
おわりに
ゆらぎ肌の基本のお手入れとセルフサロンでのスペシャルケアをプラスして、秋ならではの涼やかさとお肌に心地よい季節の魅力を早めに感じ取ってくださいね。