骨格タイプ別診断/鍛えるべき部位とそうでない部位
骨格診断(こっかくしんだん)は、ファッションやスタイリングにおいて個人の骨格や体型に基づいたアドバイスを行う診断の一つです。個人の骨格や体型は、身長、体の比率、肩幅、ウエスト、ヒップなど様々な要素によって異なります。骨格診断はこれらの要素を考慮し、自分に似合う服装やスタイリングを見つけるための手段となります。
筋トレを始める前に、自身の骨格をチェックしてやるべきエクササイズを確認することで効率よくスタイルUPできます。
骨格タイプとは?
骨格による体の特徴から3つのタイプに分類する診断方法です。
体の各パーツの形、筋肉のつき方、顔の作り、肌の質感など、骨格の違いによって現れる特徴を見てタイプ分けしていきます。「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類されるのが一般的です。
それぞれに魅力的な特徴がある一方で、苦手なファッションアイテムやコンプレックスになりやすい特徴もあります。自分の体型の長所と短所を知ることが出来るのが骨格診断のメリット。
骨格診断チェックリスト
全12問の簡単なチェックリストです。メモを取りながら自分の骨格を診断してみてください。
Q1肌の質感
- 筋肉質で弾力があり、跳ね返る質感・・・A
- しっとりふわふわで柔らかい質感・・・B
- マットでサラサラ皮っぽい質感・・・C
Q2首の印象
- 太さがあり、首から肩にかけ距離が短い・・・A
- 細くて長い・・・B
- 細くて長いが、筋張った印象・・・C
Q3太ももの印象
- 正面より横から見た時にももが太く見える。前ももの筋肉が固く張っている・・・A
- 外ももの張りが目立つ。横から見るより正面から見た時にももが太く見える・・・B
- ももの太さはあまり目立たない・・・C
Q4お尻の印象
- 立体的で厚みと高さがある・・・A
- 小さく、薄いお尻。筋肉が少なく下がりやすい・・・B
- 立体感や肉の厚みは無い。横から見た時骨盤の厚みを感じる・・・C
Q5ふくらはぎの印象
- 筋肉質でふくらみがしっかりある・・・A
- ふくらみはあまり目立たない・・・B
- 外に張っていてO脚気味、シシャモ脚になっている・・・C
Q6胸の印象
- 高さがあり、筋肉のハリを感じる・・・A
- 胸板が薄い。鎖骨からバストトップにかけてえぐれている。・・・B
- 高さはあるが、触れた時骨を感じる・・・C
Q7肩の印象
- 筋肉質でガッシリしている。骨は目立たない・・・A
- 大きくないが触れると骨を感じる。なで肩気味か、肩のラインが平行・・・B
- 肩の骨が大きく、いかり肩か平行なライン・・・C
Q8くびれの有無や胴の長さ
- くびれは目立たない、もしくはくの字に急カーブしている。肋骨から腰までが短い。・・・A
- S字のなだらかなくびれ。胸下から骨盤までの距離がある・・・B
- くびれのカーブが目立たず、直線的なライン・・・C
Q9ひざの印象
- ひざの皿の印象は普通、ひざ上は太く、ひざ下が細い印象・・・A
- 細くて小さい皿。ひざ下に肉が付きやすい・・・B
- 皿が大きく、横から見るとひざが出て見える・・・C
Q10手の印象
- 手が小さい。掌に厚みがあり赤ちゃん様。親指の付け根がふっくら・・・A
- 大きさは普通で掌は薄い。関節は目立たず、指が細い、すらっとしている・・・B
- 手が大きい。指の関節や甲の筋っぽさが目立つ。手首くるぶしの骨が出っ張っている。・・・C
Q11顔の印象
- どちらかというと丸顔、頬に張りがある・・・A
- 楕円形の輪郭、しもぶくれ感がある・・・B
- 頬骨やえらが目立つ・・・C
Q12全身の印象で気になる箇所
- 上半身の厚み、反り腰・・・A
- 下半身のボリューム・・・B
- 猫背、O脚・・・C
2種類の骨格で迷ってしまう時は、以下をチェック
ストレートorウェーブで迷ったとき
>胴が長く、くびれが緩やかならウェーブ。胸板に厚みがある人はストレート
ウェーブorナチュラルで迷った時
>鎖骨や肩甲骨に骨感がある人はナチュラル。そうでないとウェーブです。
ナチュラルorストレートで迷った時
>ひざが横から見た時に大きく目立つ人はナチュラル。目立たない人はストレートです。
診断結果
Aが多かった人は、骨格ストレート
バスト、ウエスト、ヒップに立体感があり、メリハリがあります。上重心で上半身にボリュームが出る傾向があります。筋肉が付きやすく、肌に弾力と張りがあります。いわゆる欧米人のような体型です。
Bが多かった人は、骨格ウェーブ
上半身に比べて、下半身のボリュームが出やすいウェーブ。全体的に体に厚みが無く華奢な印象。ボディラインは柔らかな印象で、筋肉より脂肪を感じさせます。
Cが多かった人は、骨格ナチュラル
全体的に凹凸が少なく、すらっとしているのが特徴。手足が細くて長いのでスレンダーな印象を与えます。ボディラインは骨ばっていて筋っぽさが目立ちます。
骨格タイプ別鍛えた方が良い部位とそうでない部位
ストレート
細くしたい部位は、鍛えるのではなく、ストレッチして伸ばすのがお勧め。二の腕の太さに悩む方が多いのでストレッチでハリを無くしておきましょう。
ウェーブ
上半身が華奢なため、貧相にみえやすいです。背中を鍛えて、猫背や、巻き肩を改善するとより素敵に見えます。筋肉が少ない為、お尻が垂れやすいです。ヒップアップに効果的なエクササイズを取り入れると脚長に見えスタイルが一気にUPします。
ナチュラル
首から肩にかけてストレッチを取り入れましょう。幅広な印象をやわらげることが出来ます。背中の筋肉が少ない為に猫背になりやすいので普段からの姿勢を意識し、ストレッチやエクササイズで改善しましょう。また、股関節の固さからO脚になりやすいです。股関節をやわらげるストレッチと、お尻のエクササイズで改善していきましょう。
さいごに
骨格の違いから、人それぞれにスタイルアップへの近道は異なります。自身の骨格やスタイルを受け入れて、良いところは活かし、気になるところは最適な方法でケアする必要があります。
今日よりも明日。
今より1年後の自分をさらに愛せるように、今できる毎日の正しい努力で未来を変えていきましょう。