フェムケアとは?女性のデリケートな悩みに寄り添う理由と3つの方法
デリケートゾーンの黒ずみやニオイ、たるみなどの悩みがあっても相談するのがためらわれたり、そもそもどんなお手入れをするのが良いのか分からないこともあるのではないでしょうか?
最近よく見聞きする「フェムケア」は、女性ならではのデリケートな悩みをさまざまなアイテム・ツールを使って解決していく方法のことを言い、フェムゾーン(膣まわり)のケアが主な目的になります。
今回はフェムケアの定義や目的、女性のデリケートな悩みに寄り添う理由や基本的な方法についてわかりやすく解説していきたいと思います。
フェムケアとは?目的と主なアイテム・ツールをご紹介
メディアやSNS上でも頻繁に目にすることが多いフェムケアについて、意味合いや定義、主なアイテムやツールについて一緒に見ていきましょう。
フェムケアの意味、定義について
- 女性のという意味のある「feminine」
- ケア、お手入れという意味を持つ「care」
のふたつの単語を掛け合わせた専門フレーズで、女性ならではのフェムゾーンの悩みを解決・予防するための、サービスやツール、アイテムなどを指しています。
フェムケアのニーズが高まり、幅広い年代の女性がお手入れを始めている理由は、下着や衣類の締め付け、事故処理する脱毛などでダメージを受けたフェムゾーンを、健やかな状態に整えて悩みやコンプレックスを解消するためです。
フェムゾーンは皮膚と粘膜の間にある繊細でデリケートな構造で、皮膚が薄いパーツとなっていることからくすみや黒ずみ、赤みやたるみなどのトラブルが起こりやすい部位と言えます。
またフェムゾーンは下着の締め付け・おりものの影響でムレが生じやすく、汚れや垢が付着しやすいパーツでもあります。
フェムケアはフェムゾーンに起こりやすいトラブルに着目したアイテムを使うことで、皮膚の健康を維持し、女性ならではの輝きと自信を取り戻す目的があるのです。
フェムケアに関連したアイテム・ツールの種類
フェムケアに関連したアイテム・ツールは、以下のような種類が展開されています。
生理前後・生理中に関連したフェムケアグッズ | 月経カップ吸水ショーツ |
産後、妊活、妊娠中に使うフェムケアグッズ | 妊娠線をケアするオイル、ローション産後のフェムゾーンのゆるみを引き締めるミスト |
フェムゾーンのセルフケアに使うアイテム | 黒ずみに透明感を与えるジェルニオイの原因、雑菌を除菌するスプレーや拭き取りシート |
フェムゾーンの悩み相談、カウンセリング専用のツール | 医薬品の処方サプリメント摂取のアドバイスや提供 |
フェムケアは、今悩んでいるトラブルに応じてグッズやツールを手軽に選択できたり、リリース数も増えているため、今後も世界的なニーズがいっそう高まっていくと予想されています。
フェムケアに必要な3つのお手入れ法
フェムゾーンは繊細で複雑な構造をしていることもあり、ニオイや黒ずみの解決までに長い時間がかかるのではないかと感じていませんか?
フェムゾーンのニオイや黒ずみの悩みは、フェムケアの3つの基本的なお手入れを正しく行い、習慣にしていくことで解決できることがほとんどです。
今日からさっそく始めてほしいフェムケアについて、基本の3つのお手入れとそれぞれの目的、メリットを一緒に見ていきましょう。
フェムケアの方法その1.洗浄
フェムケアのファーストステップは、膣まわりの洗浄です。
フェムゾーンはおりものによる自浄作用があるため、内部までしっかりと洗浄する必要はありません。
ただ、膣のまわりは垢や汚れが湿り気によって付着し、ニオイや黒ずみの原因になることがあるため、専用のソープでやさしく丁寧な洗浄をしましょう。
フェムゾーンの洗浄アイテムには、
- 毎日のバスタイム中に使えるソープタイプ
- トイレ休憩中にも手軽に使えて持ち運びが可能なシートタイプ
が展開されています。
フェムケアの方法その2.保湿
フェムゾーンは皮膚が薄いため、刺激や摩擦を少し受けるだけでもうるおいが不足・減少しやすい状態にあります。
フェムケアの保湿は、デリケートゾーンにうるおいを与えてバリア機能を高めたり、Phバランスを整えて乾燥を防ぐ目的があります。
フェムケアの保湿に関連したアイテムには、
- まろやかな使用感で少量でも伸びの良さを感じる「オイルタイプ」
- 手肌を汚さずに手軽に使えて分子が細かい「ミストタイプ」
- 敏感肌、乾燥肌の女性に特に人気のある「ミルクタイプ」
が展開されています。
また保湿をしながら皮膚の引き締めやニオイケアに役立つ成分がプラスされた商品も販売されるようになっています。
フェムケアの方法3.マッサージ
膣内のゆるみや粘液の分泌量の減少、皮膚のたるみは年齢を重ねるごとに実感しやすくなります。
3つめにお伝えするフェムケア・マッサージは、皮膚に刺激を与えることで血行を促進する目的があり、粘液の分泌量を増やしたり皮膚を引き締める効果が期待できます。
マッサージによって膣内にうるおいが満ちると、性生活が充実してパートナーとの絆が深まったり、妊娠を望んでいる女性にもより良い変化が期待できるようになります。
また膣内の粘液には、ストレスやコンプレックスを癒す幸せホルモン・オキシトシンの分泌を活性化する働きもあるんですよ。
おわりに
フェムケアには女性のイキイキとした心身を取り戻すための要素がいくつもあります。
お肌や髪、ボディと同じようにフェムゾーンの美容と健康にも気を配りながら、コンプレックスやお肌の悩みと早めにサヨナラしてくださいね。