エレクトロポレーション美顔器に良い美容液とは?選び方とおすすめの成分
エレクトロポレーションはセルフエステサロンやエステサロンで採用されている美容機器、自宅にいながら使える美顔器の浸透技術として注目を集めています。
エレクトロポレーションのさまざまな効果を期待するために、どんな美容液を使うと良いのか悩む人も少なくはないでしょう。
今回はエレクトロポレーション美容機器に使う美容液の選び方、おすすめの成分とそれぞれの特徴について解説していきたいと思います。
エレクトロポレーション美容機器の特徴
セルフエステサロンやエステサロンの人気メニューとして広く知られるようになったエレクトロポレーション美容機器は、美容に役立つさまざまな成分をお肌の奥深くに届け、悩みに応じたスペシャルケアが実現できます。
ここではエレクトロポレーション美容機器の浸透技術や、美容にアプローチできる仕組みについて解説します。
エレクトロポレーションの仕組み
エレクトロポレーションは、電気パルスという特殊な技術がお肌の細胞間に微小で細かな穴を開け、そこから使用する化粧品に配合された成分をくまなく届ける浸透技術のことを言います。
電気穿孔法とも呼ばれているエレクトロポレーションは、電気パルスの作用によってお肌の細胞に穴を開ける技術で針を使わないため、デリケートな肌質にも刺激が少なく、心地よさを感じながら使用できます。
本来化粧品に配合された成分は、皮膚の表面にとどまり、内部への浸透が難しいと考えられています。
エレクトロポレーション技術は、皮膚細胞に穴を開けて隙間を作るため、浸透が難しいとされる化粧品のあらゆる成分をお肌の奥深くに届け、皮膚の内側からの美容にアプローチします。
エレクトロポレーションとイオン導入の違い
化粧品に配合された美容成分をお肌の奥深くに届ける美顔器やエステサロンの美容機器には、イオン導入があります。
エレクトロポレーション美容機器と一見同じようなイメージがあるイオン導入ですが、エレクトロポレーションの場合はイオン導入の20倍もの浸透力が期待できると言われています。
エレクトロポレーションはイオン導入に比べると、
- お肌への刺激が少ない
- マッサージを受けているような心地よさを感じる
- イオン導入では不向きなヒアルロン酸やコラーゲンも分子化してお肌深部に浸透させる
などの違いがあります。
また、皮膚の酸性・アルカリ性の数値を一定に保つことができるため、お肌トラブルのケアに必要な成分が浸透しやすくなるところも大きなメリットと言えます。
エレクトロポレーションに使う美容液の選び方
エレクトロポレーションは、セルフエステや美顔器でコンスタントに行うことが美容効果を引き出すポイントになるため、併用する美容液はどんなタイプを使用したらよいのかと悩んでいませんか?
エレクトロポレーションの美容効果を活かしつつ、お肌に安心・安全に使うための美容液の選び方を一緒に見ていきましょう。
みずみずしいテクスチャーの美容液を選ぶ
エレクトロポレーションをはじめ、浸透技術のある美顔器や美容機器は、水分を多く含んだ美容液との相性が良いと考えられています。
油分の多いクリームやオイルベースの美容液は、エレクトロポレーションの浸透力に良くない影響を与えてしまうことがあるため、ジェルタイプのみずみずしさを感じられるような美容液を選ぶようにしましょう。
またお肌にかかる刺激や摩擦を抑えるために、伸びが良い質感の美容液を使うこともおすすめです。
美容液に使用された添加物・刺激物をチェックしておく
エレクトロポレーションの浸透技術は、化粧品に配合されている美容成分ばかりではなく、
- アルコール
- パラベン
- シリコン
- 着色料
- 香料
などの添加物・刺激物もお肌に導入されてしまうと言われています。
エレクトロポレーションの効果を活かしつつもお肌の安全性を守るため、美容液を選ぶ際には、
- 無添加、低刺激処方
- オーガニックやボタニカル素材を使用した美容液
に注目しておくことがおすすめです。
エレクトロポレーションにおすすめの美容成分
分子の大きい美容成分でも、細胞間や皮下組織への浸透が可能なエレクトロポレーション。
ここではエレクトロポレーション美顔器を使う際に、併用する美容液のおすすめの成分とそれぞれのメリット、期待できる効果を解説していきます。
ヒト幹細胞培養液
エレクトロポレーション美容機器の施術にて併用されることが多いヒト幹細胞培養液は、ヒトの皮膚との親和性、安全性に優れています。
エレクトロポレーションとヒト幹細胞培養液を組み合わせると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞にまでアプローチし、この細胞の働きを活性化します。
線維芽細胞で産生される美容成分は、皮膚の弾力やツヤをサポートする成分となっているため、ヒト幹細胞培養液とエレクトロポレーションの組み合わせは、シワやたるみが気になる方に適しています。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、エレクトロポレーションに使われることが多い美容液成分の種類のひとつです。
エレクトロポレーションとビタミンC誘導体が配合された美容液を組み合わせると、シミやくすみの原因となるメラニン色素が蓄積した真皮層にまで栄養が届き、透明感のある美肌にアプローチできます。
またビタミンC誘導体は、加齢によって不足・減少しやすいコラーゲンを作り出す働きがあるため、シミとシワのケアを両方行いたい人にも適しているでしょう。
レチノール
ビタミンAやレチノイン酸とも呼ばれているレチノールは、美白や保湿、毛穴やターンオーバーの活性などマルチな機能を備えた美容成分です。
エレクトロポレーションとレチノール配合の美容液を組み合わせると、さまざまなお肌トラブルの修復にアプローチするターンオーバーが正常化し、健やかで安定した肌質に導かれていきます。
ターンオーバーは28日+年齢と考えられているため、できるだけ早く健やかなお肌状態を取り戻すためにも、お肌サイクルに作用するエレクトロポレーションとレチノールは最適な組み合わせと言えるでしょう。
おわりに
エレクトロポレーション美顔器の使用時に併用する美容液選びのポイントを知った今、気になるお肌悩みに応じた化粧品が時短でセレクトできそうですね。
いつものスキンケアでは実現できなかった、皮下組織にまで美容成分が浸透するエレクトロポレーションプラス美容液で、お肌の内側からキレイを底上げしていきましょう。