
ブルーライトは第3の紫外線!お肌への影響とダメージ予防のポイント
スマホやテレビ、パソコンなどの電子機器は日常生活に欠かせないツールですが、発せられるブルーライトにはお肌に良くないいくつもの影響があることをご存じでしたか?
ブルーライトを完全にシャットアウトすることはハードルが高いものの、お肌へのダメージを予防する方法はいくつも展開されているんです。
今回はブルーライトが美容にどんな影響をもたらしてしまうのか、ダメージ予防のコツを合わせてお伝えしてみたいと思います。
ブルーライトは第3の紫外線!お肌への影響とは?
スマホやパソコン、テレビなどから発せられるブルーライトは、美容の大敵ともなる紫外線と波長が似ているため、第3の紫外線と呼ばれているんです。
毎日丁寧なスキンケアをしているつもりなのに、肌荒れやシミ、シワなどのお肌トラブルが良くならないのは、ブルーライトの影響にお肌がダメージを受けている可能性があるのかもしれません…。
ブルーライトのお肌への良くない影響を一緒に見ていきましょう。
睡眠の質低下による肌荒れが起こりやすくなる
ぐっすり眠って翌朝はすっきり目覚められる、そんな良質な睡眠のリズムは、どんなに高級な化粧品よりも美容の恩恵を受けられると言われています。
ブルーライトを浴びると、脳や神経が常に緊張・興奮状態となるため、睡眠の質が低下してお肌のターンオーバーが不安定になり、肌荒れや吹き出物、赤みや乾燥といったトラブルが出やすくなります。
さらにブルーライトを浴び続けていると、お肌ダメージを修復する働きのあるターンオーバーの本来の作用が活きなくなり、肌荒れが長期化しやすくなってしまうのです。
シワやたるみが目立つようになる
ブルーライトが第3の紫外線と呼ばれるのは、紫外線のひとつとなるUV-Aと波長が似ているため。
UV-Aは、皮膚の弾力や水分の保持に働きかけるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞にダメージを与えてしまうため、シワやたるみ予防に必要な栄養が作られなくなり、実年齢よりも老けた肌質・顔立ちに変わりやすくなるのです。
シミやくすみができやすくなる
人間の皮膚は4つの層によって構造されているのですが、皮膚の表面の表皮層は、4つの層の中でもブルーライトの刺激を特に吸収しやすい性質があると言われています。
皮膚の表皮層にブルーライトのエネルギーが加わるとメラニン色素が大量に作られてしまうため、今あるシミが濃くなったり、肌色全体がくすんで見えるようになります。
さらに皮膚の内部には、メラニン色素を無効化・排出するシステインという成分が存在していますが、ブルーライトはこの成分を分解する作用があるため、シミやくすみのできやすい肌質になってしまうことがあります。
ブルーライトのダメージからお肌を守るために!日常生活の予防策
ブルーライトが第3の紫外線と呼ばれるほどに、美容に良くない影響を与えてしまうことがわかった今、日常的な予防策を早めに押さえておきたいですよね。
ブルーライトのダメージから大切なお肌を守るために、今日からすぐにできる予防策をまとめてみました。
ブルーライトカットの機能やアイテムを活用する
スマホやパソコン、テレビ使用を完全にシャットアウトすることができなくても、
- ブルーライトカット
- ナイトモード
- ブルーライトカットフィルムを貼り付ける
- ブルーライトカット専用のメガネやサングラスを使う
といった機能やアイテムを活用することでブルーライトの影響からお肌が守られていきます。
またスマホやテレビ、パソコンの画面が明るすぎるのもブルーライトのエネルギーが出やすくなり、お肌ばかりではなく、
- 眼精疲労や頭痛
- 肩や首コリ
などにつながってしまうため、天気や室内の照明に合わせて電子機器の画面の光量を調整するようにしましょう。
抗酸化作用成分を積極的に補う
ブルーライトは紫外線と同じように、光のダメージによって細胞の老化を促進させてしまうため、この影響を食い止める抗酸化作用を積極的に補うようにしましょう。
- カボチャやニンジンに含有が多いβカロテン
- トマトやスイカに含まれているリコピン
- ナッツ類や大豆、魚、魚介類に含有が多いビタミンE
- フルーツ、野菜全般、緑茶に多く含まれているビタミンC
といった抗酸化作用成分を食事やサプリメントから積極的に補うと、お肌の内側からブルーライトの刺激をシャットアウトできますよ。
ブルーライトから大切なお肌を守るために!スキンケアのコツ
日常生活でできるブルーライト対策に合わせて、ここからは大切なお肌を守るためにできるスキンケアのコツをお伝えしていきます。
ブルーライトカット専用のコスメを使う
ブルーライトカット専用のコスメは、
- 日焼け止め
- メイクアップベース
- ファンデーション
- コンシーラー
などが展開されています。
ブルーライトの影響からお肌を守るための成分は、
- ルテイン
- ビルベリー葉エキス
- 酸化セリウム
- 酸化鉄
などがあるため、このような種類を配合しているコスメを使用しましょう。
また化粧水や美容液は、前項にてお伝えした抗酸化作用成分配合の商品を使うことも効果的です。
徹底した保湿を心がける

お肌のターンオーバーは、角質層にたっぷりの栄養・水分が保持されていることが正常のサイクルを維持するポイントになります。
お肌が乾燥した状態でブルーライトのエネルギーを受けてしまうと、ターンオーバーの乱れがより顕著になってしまうため、
- ヒアルロン酸
- セラミド
- プロテオグリカン
といった角質層に水分を集める作用を持つ成分を配合した化粧品を使い、徹底した保湿を心がけてみましょう。
ブルーライトを浴びると水分が奪われてしまうことによって皮膚が硬くなり、古い角質が溜まりやすくなるため、長時間スマホやパソコン、テレビを使用した後は、
- ブースター(導入美容液)
- 美顔器
を使ってスペシャルケアをしておくと、お肌の深部にたっぷりのうるおいを補うことができますよ。
おわりに
完全なシャットアウトは難しいブルーライトでも、上手に付き合いながらダメージをかわすアイディアはいくつも存在しています。
電子機器の使用時間の見直し、抗酸化作用成分の摂取、丁寧な保湿を今日からさっそくスタートして、ブルーライトのダメージに負けない丈夫なお肌を育てていってくださいね。