初めての【腸活】始める前に。便秘や下痢、腸に関する悩みを改善することでダイエットにもお肌にも良い効果が
ドラマチック便の旅路
そもそも便がどのように出ていくのか?すでに知っている方も1度再確認しましょう。
- 口から入った食べ物は食道を通り胃へ
- 胃に入ると、その刺激で大腸の蠕動運動が開始されます。
- 胃に入った食べ物は胃液と混ざりドロドロになり十二指腸へ。
- その後小腸で栄養が消化・吸収されます。
- 大腸に到達すると、水分と電解質を吸収し、残りカスを便として吸収します。
- 直腸に便がたまると排便反射が起き、大脳に伝わり便意が起きる。
- 便意が起こると、腹筋は収縮し横隔膜が降下し、便を押し出す準備がスタート。
- やがて内肛門括約筋が緩み、便が対外に排出されます。
この一連に24〜48時間かかります。
あなたの腸は大丈夫?下がり腸診断
上記にある工程が正しく行われると身体は健康に保たれます。中でも重要なのは腸で、腸がスムーズに動かないと栄養素が吸収されなかったり老廃物が再吸収されてしまうことも。
腸の位置も重要で、下がっていると危険です。また、締め付ける洋服は腸の血流を阻みます。
その為補正下着にも注意が必要で、ジャストサイズかもしくはゆったりとしたサイズのものを選びましょう。あなたのおへそは、横長ですか?縦長ですか?
腸が下がっていると、便秘や下痢を起こしやすくなります。おへそのラインが横長なら腸が下がっている可能性大。
縦長なら、腸があるべき位置にある証拠となります。おへその下に手を当てて、冷たいですか?暖かいですか?
おへその下が冷たい場合、腸は元気がないのかも。おへその下が冷たいのは腸が下がり血流が悪い状態。暖かいと腸の位置も状態もよくなります。
大腸の構造
腸の構造を理解した上で、マッサージをすると効果が全く違います。
- ①盲腸・虫垂
盲腸は大腸の始まりです。
- ②上行結腸
体の右側に位置し、盲腸から入った食べかすを下から上へ運ぶ力持ち。重力に逆らって働くので大変です。
- ③横行結腸
上行結腸と下行結腸を繋ぐ吊り橋状の部分。カーブで便が詰まりやすい。
- ④下行結腸
体の左側に位置し、激しい蠕動運動で便が形作られていく
- ⑤S状結腸
下行結腸から運ばれて来た食べカスを直腸に行く前に一旦保管します。
- ⑥直腸
排便神経と連携し、排便をコントロールしている。
ストレッチやマッサージで腸の位置を戻す
腸はそもそも、体の中で固定されずに浮いているような臓器です。
便がたまると腸が下がり、浮腫んだりして腸の位置が偏ります。
だからこそ本来ある位置に腸を戻してあげることができれば蠕動運動が正しく起こり便秘が解消します。
腸の位置を戻すためには、ストレッチやマッサージなどで腸を支える腸腰筋や腸を保護する骨盤周りの筋肉を動かすのが有効です。
腸のストレッチやマッサージはYOUTUBEチャンネルで随時配信しています。
女性は便秘、男性は下痢になりやすい
- 女性の便秘率は男性の2倍と言われています。
女性は男性に比べ骨盤内の臓器が多いため骨盤が開きやすく腰回りの筋肉も緩みやすいです。
またホルモンの影響も大きいこと、一般的に男性より、女性の方が社会環境って気にストレスを受けやすいことなどが原因とされています。
女性は生涯で3回便秘になりやすい時がある
- 1回目は生まれた時です。産道を通るときに母親から貰った腸内細菌や消化器官が未熟といった要因で腸内環境が悪化します。
- 2回目は、20歳前後。実家から離れ、進学や就職などの環境の変化で精神的なストレスを感じると便秘になりやすくなります。
- 3回目は、50歳前後の閉経時です。女性ホルモンの分泌が低下すると自律神経が乱れやすくなったり、便秘がちになります。
このほか、思春期に月経が始まると月経周期により便秘になりやすくなる人もいます。
腸の働きが良くなると起きるいいこと
腸の働きが良くなると様々な良いことが起こります。それについては下記コラムで紹介しています。